POLAKは、次世代の中ワタ素材です。
地球に優しい
農薬・森林伐採不要
保温性の高い
中空構造
コットンの8分の1の
軽さのカポックを使用
誰もが持続可能な社会への貢献や新しいライフスタイルを模索する時代。
自生するカポックの木の実から生成する新素材POLAK(ポラック)が生まれました。
POLAKは石油や動物由来の繊維に比べて環境への負担が少なく、大規模栽培や森林伐採が不要なため、循環型社会への貢献も期待できます。
カポック(Ceiba Petandra)は、主にジャワ島に自生する植物です。高さ10〜30mの喬木のさく果から繊維を採取します。カポック繊維は、繊維長18〜27mm、直径が約0.02mmでストロー状の中空構造が特徴です。
カポック繊維は軽量かつ保温性や対浸水性に優れているため、多くは救命具や布団の中ワタに使用されてきましたが、紡績難易度が高いことから他の繊維よりシェアが少ないのが現状です。
そこで、豊島独自の技術でカポック繊維を板綿シート状に製造した、100%植物由来の中ワタ機能性シートPOLAKが誕生しました。
中空構造
カポック繊維の中空率は70~80%。天然繊維の中で最も高い中空率を保有しているため、コットンの1/8の軽さが特徴です。
吸湿発熱性
身体から発せられた水分をカポック繊維の中空部分が吸収し、水蒸気が水に変わる時に発生する凝縮熱を利用して発熱します。
保温性
シートの内部がエアパック状で熱伝導率が低いため、断熱効果があります。
POLAKは、カポック繊維とトウモロコシやサトウキビのデンプンから作られるバイオマス原料PLAや海洋分解性ポリマーとのミキシングで製造します。環境負荷を可能な限り低減したモノづくりに加え、トレーサビリティの明確さや無駄なモノを世に送り出さないサプライチェーン構築など、新しい価値観を創出しながらテクノロジーの発展に取り組んでいます。
北極に生息するホッキョクグマ(POLAR BEAR)の毛と南国に自生するカポックの木の実の繊維。このふたつは対極の環境にありながら、どちらも中空構造を保有し、軽くて保温性が高いのが特徴です。自生素材を新素材として生かすPOLAKのモノづくりは、絶滅の危機に瀕するホッキョクグマが安全に生きられる自然環境の保全をサポートします。
POLAKは機能面で優れているだけでなく、それを手にした人の軽やかなライフスタイルをかたちづくります。環境保全に配慮し、リスクのない未来を創造する現代人の新しい選択肢になることを願っています。